
仕事に向かう車の中で、泣きそうになったことがある
体がだるい。頭が重い。
昨日もうまく眠れなかった。
それでも私は、仕事に向かっていた。
夜勤明けに帰って、倒れるように寝る。
でもすぐに目が覚める。
そこからが長い。
眠れない。
天井を見つめたまま、気づいたら朝になっている。
そして寝不足のまま、昼勤の週が始まる。
一番しんどいのは、仕事に向かうその時間でした。
体はだるくて重い。
今日は休みたい、
という気持ちが頭にある。
それでも足は動いている。
そのとき自分に言い聞かせていた言葉がありました。
「今日さえ乗り越えれば、明日は少し楽になる」
毎週、同じ言葉を自分にかけながら、
通勤していました。
でも、これって「甘え」なんだろうか

正直に言うと、
当時の私はそう思っていました。
「毎週のことなのに、なんで慣れないんだろう」
「同じ条件で働いている人は他にもいるのに」
「自分だけ弱いんじゃないか」
しんどいと感じる自分を、
ずっと責めていた。
でも今は、そうじゃなかったと思っています。
問題は意志の弱さじゃなかった。特性と環境のミスマッチだったんです。
HSPの神経は、ずっと残業している

HSP(Highly Sensitive Person)
という言葉を知っていますか?
刺激に対して人より深く反応しやすい神経を持つ人のことで、
5人に1人はいると言われています。
工場の交代勤務の環境を思い浮かべてください。
- 機械の音が、ずっと続く
- 蛍光灯が、ずっと明るい
- 体内時計が、毎週リセットされる
- 夜勤明けの昼間、世界が動いている中で一人眠ろうとする
HSPの特性があると、
こうした刺激を人より深く受け取り続けます。
体は横になっていても、神経はずっと働いている。
だから眠れない。眠れないから回復できない。
回復できないまま、また仕事に向かう。
「向いていない」と感じるのは、
あなたが弱いからじゃない。
あなたの神経が、正直に限界を教えてくれているだけです。
「最悪、早退してでも行こう」が、実は正解だった

あのころ、
私がもうひとつ自分に言い聞かせていた言葉があります。
「最悪は早退することになってでも、とりあえず行こう」
当時はこれを「逃げ道」だと思っていました。
弱い自分への言い訳、と。
でも今思うと、
これは自分を守るための正しい判断だったんだと思います。
無理に「絶対に一日乗り切る」とだけ決めていたら、
もっと早く壊れていたかもしれない。
「最悪、早退でもいい」
という逃げ道を持っておくことで、
なんとか足が動いていた。
しんどいときに「逃げ道を用意する」のは、
甘えじゃない。
自分の限界を知っている人間の、賢い生存戦略です。
今の私がやっていること

完全に解決した、とは言えません。
交代勤務のしんどさは、15年経った今も正直あります。
ただ、今は少しうまく付き合えるようになってきました。
眠れない夜は、眠ろうとするのをやめて、
ただ横になることにしました。体を休めるだけでいい、
と決めると、少し気持ちが楽になります。
目を閉じているだけでも、脳の休息にはなっています。眠れない焦りで余計に疲れてしまう時は、こちらの記事も参考にしてみてください。
夜勤明け:眠れない焦りを消す「横になるだけ」戦略
それから、ジムに通って体力をつけるようにしました。
疲れに対して、少し強くなった気がします。
サウナや銭湯も、私には合っていました。
湯船に浸かっているとき、体の重さがふっと抜けるような感覚がある。
リセットできる場所を持つことの大切さを、実感しています。
15年の交代勤務生活の中で、私が特におすすめしたい回復ルーティンをまとめています。具体的なリフレッシュ方法を知りたい方はどうぞ。
完璧じゃなくていい。「少しマシになる」を積み重ねるのが、私の今のやり方です。
今日のゴールは、これだけでいい

この記事を読んで、何かを決断する必要はありません。
転職するかどうか、
このまま続けるかどうか、
そういう話は今日じゃなくていい。
今日のゴールはひとつだけ。
「しんどいと感じる自分は、おかしくない」と、少しだけ思えること。
「今日さえ乗り越えれば」
と自分に言い聞かせながら、
それでも足を動かしているあなたは、
十分すぎるくらい頑張っています。
まとめ

- 夜勤明けに眠れない→寝不足→昼勤がつらいサイクルは、
意志の弱さではなくHSPの特性と環境のミスマッチが原因のことがある - 「最悪、早退でもいい」
という逃げ道を持つのは、
甘えではなく自分を守る戦略 - 完璧に解決しなくていい。
横になるだけ、ジム、サウナなど
「少しマシになる」を積み重ねることが回復への道 - 「しんどいと感じる自分はおかしくない」
と気づくことが、まず最初の一歩
今すぐ決断する必要はありません。ただ、もし「今の環境を変えたい」と少しでも思い始めたら、HSPという武器をどう活かすか、一緒に考えていきましょう。

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