
こんにちは、ととです。
前回の記事では、私が現場作業から「橋渡し業務」に異動になり、複数方向からの板挟みに遭って孤立し、最終的に「抑うつ状態」で休職するまでのエピソードをお話ししました。
私が異動をきっかけに孤立し、心と体のバランスを崩していくまでの詳しい経緯については、こちらの記事で詳しく振り返っています。
[9/7投稿:HSPの私が“橋渡し業務”で限界を迎えた理由]
当時の私は、「自分がもっと頑張れば丸く収まるはず」「これくらいで弱音を吐くなんて甘えだ」と、自分を限界まで追い詰めてしまっていました。
でも、今振り返ると分かります。あれは完全に、心と体が「もう無理だ」と叫んでいるサインでした。
今回は、私が身をもって知った「これ以上は絶対に無理をしてはいけない限界のサイン」と、そこから抜け出すために必要な「人を頼るという実務的なスキル」、そして現在も鬱と共存しながら実践している「能動的なリフレッシュ法」について、実体験をベースにお話しします。
今、職場で一人で抱え込んで苦しんでいるあなたの、一歩を踏み出すヒントになれば嬉しいです。
1. 身体が拒否している。「甘え」ではなく「限界」の初期サイン

「自分がダメなだけじゃないか」「みんなこれくらい耐えている」
そうやって自分の苦しさにフタをしてしまう人は多いですよね。特に責任感が強かったり、周りの空気を敏感に察知してしまうHSP気質の方ほど、その傾向が強いと感じます。
ですが、「甘え」か「限界」かを判断する、明確な基準が私にはあります。 それは、「身体が物理的に拒否反応を起こしているかどうか」です。
私が限界を迎える前、今思えば完全に初期サイン(予兆)だったという症状が2つありました。
- 朝起きてからの嗚咽(おえつ)が止まらない
- 1ヶ月以上、原因不明の微熱が続いている
気持ちの持ちようなどではなく、身体がハッキリと「その場所に行ってはいけない」「これ以上は拒否する」とサインを出していたんです。
もしあなたがいま、朝起きると吐き気がしたり、休んでも取れない熱やだるさが続いたりしているなら、それは絶対に甘えではありません。心が折れる前に、身体が限界を教えてくれている証拠です。それ以上の無理は、どうか絶対にしないでください。
私がこの「初期サイン」を無視し続けた結果、どのような夜を迎えることになってしまったのか。限界の正体に気づくまでのリアルな体験は、こちらの記事に詳しく書き残しています。
2. 孤立から抜け出すために。一人で解決しない「人を頼るスキル」

板挟みの渦中にいた当時の私は、多くの人と関わらなければいけない状況や、次々と声をかけられて責められる環境に疲れ果てていました。
「もう誰とも接したくない」
そう感じて、できるだけ職場でも一人になろう、孤立しようとしていたんです。
ですが、今だからこそ強く思うことがあります。あの状況を少しでも相談したり、解決に向かわせたりするためには、むしろ誰かに相談して、一緒に解決の協力を依頼するべきだった、と。
一人で抱え込んで解決できるキャパシティは、とうに超えていました。限界を迎えているときは、思考力も落ちているため、自分一人ではどうにもならなくなっています。
だからこそ、必要なのは「気合い」ではなく、「相談相手や、一緒に手伝ってくれる人を社内外で見つけること」。これは立派な、仕事をサバイブするための「実務的なスキル」です。
まず試してほしい、心の距離を縮めるスモールステップ
とはいえ、職場で孤立しているときに「助けてください」と急に言うのはハードルが高いですよね。そこで、まずは次の簡単なステップを試してみてほしいんです。
「話せる範囲で、自分の小さな弱みや相談事を少しだけ話してみる」
そして、これと同時に大切なのが「逆に、相手の相談事や悩みにも耳を傾けてみること」です。
これをやってみると、意外な気づきがあります。 いつも完璧で、悩みなんてなさそうに見える人でも、実は何かしらの悩みを抱えていたりするものなんです。
少しだけこちらの話を振ってみて、相手の反応を見てみてください。意外と親身になって聞いてくれるかもしれませんし、逆に「この人はあまり他人に興味がないんだな」と分かるかもしれません。
これをしておくだけで、その人が「今後、本格的に相談したり協力を頼んだりするのに適した相手かどうか」を見極める、大切な材料になります。まずは一言、小さな弱みを見せることから始めてみませんか。
職場の人間関係で疲弊しきっているとき、どのようにして自分の心に「防波堤」を築き、周囲との適切な距離感を保てばいいのか。15年の工場勤務で私が体得した具体的な方法を、以下の記事で解説しています。
3. 「何もしない」から「能動的に癒す」へ。現在の私の体調管理

一度壊れてしまった心と体は、簡単に「完全復活!」とはいきません。私も現在、鬱を完全に克服したわけではなく、今もうまくいかないことや、調子の波と共存しながら日々を過ごしています。
休職中などの症状が本当にひどい時期は、「必要なこと以外はできるだけやらない」「何もしない、何もしなくていい」と割り切って、とにかく身体を休めることに集中していました。
ただ、私の場合は「何もしない」だけだと、その場では多少楽になっても、そこからなかなか体調が改善していかなかったんです。
そこで今は、ただ受動的に休むだけでなく、「積極性(能動的な意思)を持って、心と体を癒す日を作る」というマイルールを実践しています。
- ジムに行って、適度に身体を動かす日を作る(筋トレや体力づくり)
- スーパー銭湯に行って、大きなお風呂やサウナに入り、頭の中のぐるぐるを止める
- ちょっとでも興味の湧いた場所、行ってみたいところへ車を走らせてドライブする
「休まなくちゃ」と布団の中でじっとしているよりも、自分の意志で「よし、今日はサウナでリフレッシュしよう」「ジムで汗を流そう」と動くほうが、私の場合は心と体のバランスをうまく保てています。自分の取扱説明書を少しずつ更新していく感覚です。
特に「何もできないほど疲れている日」の捉え方や、心にかかる負担をすっと軽くするための考え方については、こちらの記事でも詳しくお話ししています。
4. 今、一人で頑張りすぎてしまっているあなたへ

最後に、この記事を読んでくれているあなたへ、一番伝えたいことを書かせてください。
どうか、一人で無理を限界までしすぎないでください。
まずは「相談できる相手」を一人でもいいから見つけてみること。 そして、身体に異変を感じたときには、心が本当にひどくなって、動けなくなったり、ましてや「消えてしまいたい」「死んでしまいたい」などとネガティブな思考に支配されてしまう前に、一度立ち止まって、しっかり身体をいたわってあげてください。
「今の状況は、もう自分一人の手には負えない状況なんだ」
それを認めることは、負けでも甘えでもありません。現状を正しく認識して、その先の本当の解決策(休職する、業務を外してもらう、人を巻き込む)を冷静に考えるための、大切な第一歩です。
あなたの心と身体より優先される仕事なんて、この世に一つもありません。まずは今日、自分の身体の声に耳を傾けてみてくださいね。


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