
「なんで昇進を目指さないの?」
そう聞かれることがあります。
でも私にとって、昇進しないという選択は“逃げ”ではありません。
HSPとして壊れずに働き続け、家族を守るための“戦略” です。
私は40代、昼夜交代制の工場で15年働いています。
かつては3つの現場を管理し、昼勤と夜勤を連続でこなし、
心と体を壊して抑うつ状態になりました。
その経験が、私の働き方を根本から変えました。
■ 昇進を目指して働き続けた結果、心と体が壊れた

当時の私は「昇進しないと家族を養えない」と思い込んでいました。
だから、無理をしてでも上を目指した。
しかし現実はこうでした。
- 夜勤者が来られず、昼勤からそのまま夜勤へ突入
- 朝8時出社 → 深夜3時帰宅
- さらに翌朝8時からまた勤務
- 3か所の現場管理を同時に担当
- 事故や補償問題の不安が常に頭から離れない
寝てもすぐ目が覚める。
休んでも疲れが取れない。
心が削られていく感覚。
そして私は、抑うつ状態になりました。
会社は壊れた私を助けてはくれませんでした。
この経験が、私に「昇進しない」という選択肢を与えてくれたのです。
当時の私が絶望の淵に立たされ、心も体も限界を迎えていたとき、私の心を救ってくれたのは妻の言葉でした。15年間の工場勤務の中で最も苦しかったこの時期を、家族とともにどう乗り越えたのかについては、こちらの記事で詳しくお話ししています。
■ 私が「昇進しない」と決めた3つの理由

① 昇進しなくても生活できると気づいた
職場をよく見てみると、
昇進していなくても安定した生活を送っている人が多くいました。
- 高卒・中途採用でも平均的な収入が得られる
- 昇進しても責任だけ増えて給料はそこまで変わらない
- 昇進しないほうが心が安定する
「豪華な暮らし」よりも、
“壊れずに働き続けられる生活”のほうが価値がある
と気づきました。
② 副業で収入の柱を作れば、昇進は必要なくなる
もし会社の外に収入源があれば、昇進にしがみつく必要はありません。
- 副業で少しでも収入があれば精神的に楽になる
- 会社に依存しなくてよくなる
- 理不尽な要求を断れるようになる
- 「いつでも辞められる」という強さが手に入る
HSPにとって、これは大きな安心材料です。
昇進よりも、収入源を分散させるほうが“生存戦略”として合理的
だと感じています。
とはいえ、11時間拘束の交代勤務をこなしながらブログを継続するのは決して簡単なことではありません。お小遣いゼロのどん底からスタートした私が、時間のなさを逆手に取って作業を習慣化させた具体的な方法については、次の記事が参考になるはずです。
③ 昇進の重圧から解放されることで、HSPの自分が守られる

昇進を目指していた頃の私は、
- 周りを動かす
- 場を盛り上げる
- できない人のフォロー
- ミスの責任を背負う
- 上司・お客様への対応
これらを全部抱えていました。
HSPの私にとって、これは消耗が激しすぎました。
今は違います。
- 自分の作業に集中できる
- 責任の範囲が明確
- 他人のミスを背負わなくていい
- 心が静かに保てる
「自分のペースで働ける」というだけで、こんなにも楽になるのか と驚きました。
このように自分のペースを守り、職場の人間関係による消耗を減らすためには、日頃からの「心の防波堤」の築き方も重要になってきます。私が15年間、過度なストレスを溜め込まずに工場勤務を続けられた理由や具体的な対策は、こちらで深く掘り下げています。
■ 周りの反応は?家族はどう思ったか
結論から言うと、周りはほとんど気にしていません。
昇進を目指す人は自分の道を進むし、
私の選択は「そういう生き方もあるよね」と受け入れられています。
家族にも「昇進しない」と明言したわけではありませんが、
以前のように壊れてしまった姿を見せるより、
毎日ちゃんと仕事に行けている今のほうが、家族は安心している
と感じます。
■ HSPで昇進に迷っている人へ伝えたいこと

かつての私は、
「昇進しないと生活できない」 「昇進を目指さないのは逃げだ」
そう思い込んでいました。
でも、それは思い込みでした。
- 一作業員でも生活はできる
- 無理をするだけが収入を上げる方法ではない
- 転職を考えることは逃げではない
- 自分に合う環境を選ぶのは“戦略”
そして何より、
別の収入源を持つことで、人生の選択肢は一気に広がる
ということです。
「いつでも辞められる」という状況は、
HSPにとって最大の安心材料になります。
■ まとめ|昇進しないのは弱さではなく、“生き残るための戦略”

昇進しないという選択は、サボりでも逃げでもありません。
- 自分の気質を理解する
- 消耗しない働き方を選ぶ
- 会社の外に収入の柱を作る
- 家族を長く安定して守る
これらを実現するための、戦略的な生き方 です。
私はHSPとして、そして40代の父として、
「弱くても生きていける働き方」をこれからも模索していきます。


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