
「なんで昇進を目指さないの?」
そう思う人もいるかもしれません。
でも私には、昇進を目指さないことが
「逃げ」ではなく「戦略」
だという確信があります。
私は40代、昼夜交代制の工場で15年働いています。
かつては3か所の現場管理を任され、昼夜連続で働き、
心と体を壊して抑うつ状態になりました。
その経験があるからこそ、今の選択に迷いはありません。
「昇進しない」という選択が、
どうして家族を守ることにつながるのか。
今日はそのリアルをお伝えします。
昇進を目指してがむしゃらに働いた末に、体が壊れた

かつての私は、とにかく上を目指していました。
理由はシンプルです。
昇進しないと生活費が賄えないと思っていたから。
家族を養うためには、
もっと稼がなければという焦りがありました。
でも、その結果何が起きたか。
夜勤で来るはずの作業者が来られなくなり、
昼勤で働いていた私がそのまま夜勤にも入る。
そして翌日また昼勤をこなす。
朝8時に出社して帰りが深夜3時過ぎ、
朝8時から0時過ぎまで連続で働くことも珍しくありませんでした。
寝たくても寝られない。
疲れ果てても仕事は終わらない。
さらに3か所の現場管理を任され、
そこで起きる問題が会社の収入や社員の仕事に大きな影響を与える重圧。
大きな事故や補償問題にならないかという不安が毎日続く。
その結果、私は抑うつ状態に陥りました。
会社は壊れた私を助けてくれませんでした。
この経験が、私の働き方を根本から変えました。
「昇進しない」と決めた3つの理由

①昇進しなくても、生活できることに気づいた
職場を見渡すと、
昇進していなくても会社の給料で十分に生活している人がたくさんいました。
高卒程度の中途採用でも、
工場で一作業員として働けば平均的な収入を得られる。
昇進して豪華な暮らしを目指すより、
今の生活を守りながらストレスから解放されることを選びました。
②会社の外に収入の柱を作れば、昇進は必要なくなる
もし副業で別の収入源が生まれたら、
昇進を目指さなくてもいい状況が作れます。
さらに言うと、会社を離れることになっても収入に困らなくなる。
「いつでも辞められる」
という状況を作ることは、
想像以上に強いです。
嫌なことを嫌と言えるようになる。
理不尽な要求を断れるようになる。
昇進競争に巻き込まれなくてよくなる。
これは逃げではなく、より自由に生きるための戦略です。
③昇進による重圧から解放されることで、HSPの自分が守られる

かつて私は、上に立つ立場として周りを動かし、
一人ひとりに声をかけ、場を盛り上げ、
ポジティブな方向に持っていこうと必死でした。
できない作業者のフォローをして、
ミスが起きたときの上司やお客様への対応もしなければならない。
HSPの私にとって、これは想像以上に消耗する仕事でした。
今は違います。
自分のことだけに向き合える。
自分のペースで、目の前の作業を丁寧にこなす。
誰かの失敗の責任を背負わなくていい。
この解放感は、実際に経験してみないとわからないほど大きいものでした。
昇進しないことを周りはどう思ったか
正直に言うと、特に何も言われませんでした。
上を目指す人が多い職場では、
私が昇進を望まないことを気にする人はほとんどいませんでした。
それぞれが自分の目標に向かって動いているので、
私の選択は私の選択として受け入れられています。
家族には、はっきりと
「昇進しないことにした」
と話したわけではありません。
でも、以前に抑うつで壊れてしまった私の状態を見守ってくれていた家族は、
今の会社に移ってから責任が軽くなり、
収入が安定し、生活が成り立っていることで、
以前より安心してくれていると感じています。
壊れた私を見せるより、ちゃんと仕事に行けている姿を見せること。
それが今の私にできる、家族への一番の安心材料だと思っています。
HSPが昇進を迷っているなら、伝えたいこと

昇進を目指して必死になっていたころの私は、
「そうしないと生活できない」
と思い込んでいました。
でも、それは思い込みでした。
一作業員として工場で働いても、
平均的な収入は得られます。
無理をするだけが収入を上げる唯一の方法ではありません。
そして何より、
転職を考えることは逃げではありません。
今いる会社で昇進競争に参加し続けることが正解ではない。
自分の気質や体に合った環境を選ぶことは、
戦略的な生き方です。
さらに言うなら、
副業などで別の収入源を持てるようになると、
選択肢がぐっと広がります。
首になることも怖くなくなる。
いつでも辞められるという状況は、
それ自体が大きな強さになります。
無理をするだけが、家族を守る方法ではありません。
弱くても、戦略次第で生き残れる。
それが私の15年で学んだことです。
一緒に、無理なくより良い状況を作っていきましょう。
まとめ|「昇進しない」は弱さじゃない、戦略だ

昇進しないという選択は、
サボりでも逃げでもありません。
自分の気質を理解した上で、
消耗しない環境を選ぶ。会社の外に収入の柱を作り、
「いつでも辞められる」状況を目指す。
その結果として、家族を長く、安定して養い続けられる。
これが、HSPの私が選んだ「戦略的生存」の答えです。
このブログでは、HSP気質を持つ40代の私「とと」が
「弱くても生きていける働き方」
を模索する過程をリアルに発信しています。
工場転職・交代勤務のリアル・副業への挑戦など、
同じ境遇の方に届けばと思って書いています。


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