休憩時間なのに、全然休めていなかった

工場の休憩室って、独特の空気がある。
テレビがついていて、誰かが喋っていて、笑い声があって。
賑やかといえば賑やかなんだけど、
私にとってはその「賑やかさ」
がじわじわと体力を削ってくる場所だった。
仕事中もずっと気を張っている。
機械の音、周りの動き、ちょっとした人間関係の変化。
そういうものに自然とアンテナが向いてしまうのが私の性分で、
休憩室に入るころにはもうかなり消耗している。
それでも輪の中にいた。
「一人でいたら感じ悪いと思われる」
「あいつ付き合い悪いって思われたくない」
そういう気持ちで、疲れた頭のまま会話に参加していた。
休憩が終わるころには、仕事前より疲れていることさえあった。
休憩しに来たのに、なんで余計に消耗してるんだろう。
そう思いながらも、ずっとそれを続けていた。
きっかけは、人間関係のしんどさだった

変わろうと思ったのは、ある時期の人間関係がきっかけだった。
職場の人と、ちょっとギクシャクした時期があった。
別に大きなトラブルじゃない。でもHSPって、そういう
「なんとなくの空気の変化」
を敏感に拾ってしまう。
休憩室に入るたびに
「あの人、今日機嫌どうかな」
「さっきの自分の発言、変じゃなかったかな」
ってぐるぐる考えてしまって、まったく休めなかった。
そのころから、少しずつ「一人でいる時間」を作るようになった。
最初は、車の中に逃げた。
駐車場に停めてある自分の車に乗って、
シートを少し倒して、スマホも見ずにぼーっとしていた。
たった15分。
それだけなのに、休憩室で過ごす30分より、
ずっと頭が静かだった。
どうしても気になってしまう職場の人間関係。そんな「心の消耗」を防ぐために、私が15年かけて築いてきた心の守り方について詳しく書いています。
試行錯誤して、今はこうしている

車の中が一番ラクだったけど、
季節によってはしんどい。
夏は蒸し暑いし、冬は寒い。だからだんだん、
いくつかの「逃げ場」を持つようになった。
使われていない休憩室の隅や、
人が来なそうな時間帯の空き部屋。
あとは休憩の時間をずらす、というのもやるようになった。
みんながいる時間を少しだけずらして休憩を取ると、
自然と一人になれる。
これが個人的には一番ストレスが少ない方法だった。
「一人でいる姿を見られる」
という状況自体をなくせるから、
変に思われてないかなという余計な気疲れもなくなった。
最初は罪悪感もあった。
「付き合いが悪いと思われてないか」
「陰キャだと思われてないか」。
でも続けるうちに気づいた。
みんな自分のことで精一杯で、
私がどこで休憩しているかなんて、
ほとんど気にしていない。
それに気づいてから、少し楽になった。
休憩だけでなく、仕事そのものにおいて「なぜ工場という環境がHSPにとって続けやすいのか」。15年続けてわかったメリットとデメリットを整理しました。
続けてみて、変わったこと

これを意識して続けるようになってから、
気力と体力の消耗が明らかに減った、と感じている。
仕事のパフォーマンスが上がったとか、
そういう劇的な話じゃない。
ただ、午後の仕事がしんどくなりにくくなった。
夜勤明けの疲れの質が、少し変わった気がする。
休憩で「回復できた感覚」があるかどうか、
って大事なんだなと思う。
HSPの人間にとって、休憩って「何もしない時間」
じゃなくて「入ってきた刺激を処理して、静かにする時間」
なのかもしれない。
人と話すことで回復する人もいるけど、
私はそうじゃなかった。
それだけの話で、どっちが正しいとかじゃないと思っている。
特に体力を削られる「夜勤明け」をどう過ごすか。一人で休む習慣とセットで取り入れたい、15年間の試行錯誤でたどり着いた回復ルーティンです。
まとめ|「一人で休む」は、弱さじゃない

休憩時間に一人でいることを、
後ろめたく感じていた時期がある。
でも今は、これが私にとってのちゃんとした
「回復の方法」だと思っている。
車の中でも、空き部屋の隅でも、
時間をずらした休憩室でも、どこでもいい。
とにかく刺激を遮断して、静かにいられる場所を確保すること。
それだけで、仕事後の消耗感がずいぶん違う、
というのが私の実感だ。
同じように交代勤務で消耗している人、
休憩室がしんどいと感じている人に、
少しでも届けばうれしい。
これはあくまで私個人の体験談だけど、
「そういう人もいるんだ」と思ってもらえたら十分です。


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