HSPが休憩時間に一人になることを選んだら、消耗が減った話【工場勤務・体験談】

工場勤務のリアル

休憩時間なのに、全然休めていなかった

日本の工場の賑やかな休憩室。テレビの光、複数の同僚が笑顔で話している声が、物理的なノイズ(波形や記号)として空間を埋め尽くしている。その中心で、作業着を着た30代後半の日本人男性が、輪に入りながらも疲れ果てた表情で、小さく俯いている。

工場の休憩室って、独特の空気がある。

テレビがついていて、誰かが喋っていて、笑い声があって。

賑やかといえば賑やかなんだけど、
私にとってはその「賑やかさ」
がじわじわと体力を削ってくる場所だった。

仕事中もずっと気を張っている。

機械の音、周りの動き、ちょっとした人間関係の変化。

そういうものに自然とアンテナが向いてしまうのが私の性分で、
休憩室に入るころにはもうかなり消耗している。

それでも輪の中にいた。

「一人でいたら感じ悪いと思われる」
「あいつ付き合い悪いって思われたくない」

そういう気持ちで、疲れた頭のまま会話に参加していた。

休憩が終わるころには、仕事前より疲れていることさえあった。

休憩しに来たのに、なんで余計に消耗してるんだろう。

そう思いながらも、ずっとそれを続けていた。


きっかけは、人間関係のしんどさだった

工場の廊下、または休憩室の入り口。作業着を着た30代後半の日本人男性が、壁に背を向け、冷や汗をかきながら怯えた表情をしている。彼の視線の先(画面外)から、複数の無機質な目や、ひそひそ話をする口元だけが、抽象的かつ象徴的に彼に向かって伸びている。全体的に青がかった、暗く、押しつぶされそうな色調。

変わろうと思ったのは、ある時期の人間関係がきっかけだった。

職場の人と、ちょっとギクシャクした時期があった。

別に大きなトラブルじゃない。でもHSPって、そういう
「なんとなくの空気の変化」
を敏感に拾ってしまう。

休憩室に入るたびに
「あの人、今日機嫌どうかな」
「さっきの自分の発言、変じゃなかったかな」
ってぐるぐる考えてしまって、まったく休めなかった。

そのころから、少しずつ「一人でいる時間」を作るようになった。

最初は、車の中に逃げた。

駐車場に停めてある自分の車に乗って、
シートを少し倒して、スマホも見ずにぼーっとしていた。

たった15分。

それだけなのに、休憩室で過ごす30分より、
ずっと頭が静かだった。

どうしても気になってしまう職場の人間関係。そんな「心の消耗」を防ぐために、私が15年かけて築いてきた心の守り方について詳しく書いています。

[3/21投稿:HSPが職場の人間関係で疲れたときにやること【工場勤務15年の心の守り方】]


試行錯誤して、今はこうしている

薄暗い工場の駐車場、または誰もいない空き部屋。作業着を着た30代後半の日本人男性が、自分の車の運転席、あるいは部屋の隅で、目を閉じて深く息を吐いている。彼の表情は、先ほどまでの緊張が解け、少し安らいでいる。彼を包むように、やわらかく、温かい光(例えば、木漏れ日や小さなランプの光)が差し込んでいる。

車の中が一番ラクだったけど、
季節によってはしんどい。

夏は蒸し暑いし、冬は寒い。だからだんだん、
いくつかの「逃げ場」を持つようになった。

使われていない休憩室の隅や、
人が来なそうな時間帯の空き部屋。

あとは休憩の時間をずらす、というのもやるようになった。

みんながいる時間を少しだけずらして休憩を取ると、
自然と一人になれる。

これが個人的には一番ストレスが少ない方法だった。
「一人でいる姿を見られる」
という状況自体をなくせるから、
変に思われてないかなという余計な気疲れもなくなった。

最初は罪悪感もあった。
「付き合いが悪いと思われてないか」
「陰キャだと思われてないか」。

でも続けるうちに気づいた。
みんな自分のことで精一杯で、
私がどこで休憩しているかなんて、
ほとんど気にしていない。

それに気づいてから、少し楽になった。

休憩だけでなく、仕事そのものにおいて「なぜ工場という環境がHSPにとって続けやすいのか」。15年続けてわかったメリットとデメリットを整理しました。

[3/11投稿:HSPが工場勤務で感じたメリット・デメリット【元美容師の実体験】]


続けてみて、変わったこと

昼下がりの工場の裏手、またはベンチ。作業着を着た30代後半の日本人男性が、青空を見上げ、すっきりとした、晴れやかな表情で微笑んでいる。彼の周りには、心地よい風や、小さな花、葉っぱなどの自然モチーフが、やわらかく舞っている。全体的に、明るく、澄んだ色調(水色、明るい緑、白)。前半の画像とは対照的な、開放感のある雰囲気。

これを意識して続けるようになってから、
気力と体力の消耗が明らかに減った、と感じている。

仕事のパフォーマンスが上がったとか、
そういう劇的な話じゃない。

ただ、午後の仕事がしんどくなりにくくなった

夜勤明けの疲れの質が、少し変わった気がする。

休憩で「回復できた感覚」があるかどうか、
って大事なんだなと思う。

HSPの人間にとって、休憩って「何もしない時間」
じゃなくて「入ってきた刺激を処理して、静かにする時間」
なのかもしれない。

人と話すことで回復する人もいるけど、
私はそうじゃなかった。

それだけの話で、どっちが正しいとかじゃないと思っている。

特に体力を削られる「夜勤明け」をどう過ごすか。一人で休む習慣とセットで取り入れたい、15年間の試行錯誤でたどり着いた回復ルーティンです。

[3/18投稿:夜勤明けの正しい過ごし方【40代工場勤務が15年かけて見つけたルーティンと体力回復の工夫】]


まとめ|「一人で休む」は、弱さじゃない

休憩時間に一人でいることを、
後ろめたく感じていた時期がある。

でも今は、これが私にとってのちゃんとした
「回復の方法」だと思っている。

車の中でも、空き部屋の隅でも、
時間をずらした休憩室でも、どこでもいい。

とにかく刺激を遮断して、静かにいられる場所を確保すること。

それだけで、仕事後の消耗感がずいぶん違う、
というのが私の実感だ。

同じように交代勤務で消耗している人、
休憩室がしんどいと感じている人に、
少しでも届けばうれしい。

これはあくまで私個人の体験談だけど、
「そういう人もいるんだ」と思ってもらえたら十分です。

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